遠い海
友達と2人で海へ
今年は絶対サーフィンに挑戦しよう☆と約束し合ったのに
長野行きが決まって、8月のサーフィンシーズンを逃してしまう私。
せめて、ほんの少しでも海に会いたいね とメールしたら
友達は、お仕事を早めに切り上げて、海に連れて行ってくれました。
優しさに感謝の平日。
行ったのは、島根町の加賀と呼ばれるところ。
たくましい岩があちこちに突き出して どこまでも群青色の 日本海。
海に縁遠く育った、山の子供の私は、港を歩く現地っ子たちとすれ違うたびに
「この子たちは、私の知らない事を知っているんだろうなぁ」
なんて思ったり・・・。
なかなか信じてもらえない話ですが、私は12歳くらいまで海を見たことがありませんでした。
海の近くに住む親戚に行ったときに、おじさんと、4人兄弟の従兄弟に連れて行ってもらった
出雲市の海が、生まれて初めて見た海。
海岸までの道を行くときに「海を見たことがないの」と従兄弟たちに言ったら
みんな目をまんまるくして
「うそー!?」 と叫んだので
あの日が生まれて始めて海に行った日だったんだと、鮮明に覚えています。
「それじゃあ、みんなは、何回くらい海に行ったことがあるの?」
と聞いたら、従兄弟たちは、おなかを抱えて大笑いしてから
「夏は毎日、海に行くよ」
と答えました。
その日は曇り空で、海の色もどんよりとしていたような。
それでも、初めて見る大きな海は感動的でした。
それくらい海とは遠く育ったので、海の雰囲気を漂わせている人を見ると
ついつい うっとり してしまうのです。
子供も、おじさんも、おばあさんも みんな
なぜだかとても神々しく見えて、敬意さえ抱いてしまいます。
お昼ごはんをゆっくり食べ過ぎたせいで、ついたのは3時過ぎ。
せっかく水着を持って行ったけれど、「これから入るのは、ちょっと遅すぎるね」という話になって
ワンピースを太ももくらいまで捲り上げて浅瀬を漂っていました。
冷たくて気持ちよい海。透き通ってきれいな海。
だけれど、まだ、どうやって仲良くなって良いのか、わからないや。
そんな感じの海。
サーフィンデビューは ちょっと先になってしまいそう。
いつか、海の近くに住んでみたいな・・・
そんなことを考え始めて、10年近く経つけれど
相変わらず 遠い海。
もっと、仲良くなりたいのに・・・・。
