太陽の子
東京にいて
不自然な発声の
「いらっしゃいませ こんにちは」
や、
事務的な
「お電話ありがとうございます」
に 耳を慣らしすぎていたようです。
Chiko さんと はじめて電話でお話したときは
太陽の声を聞いたような気がしました。
「はい!ボランティア募集してますよー!
汚れてもOKな格好で来てくださいね。」
そんな感じの短い会話だったのだけど
なぜだかとっても元気になって
ついつい勢いで
「それじゃあ、明日行きます」
と言ってしまいました。
早朝の中央線に乗って
吉祥寺から1時間くらい西へ
どんどん山深くなっていって
日陰には雪も残っているのにびっくり。
Chiko さんの声に引き寄せられて来たせいか
「寒い」イメージがわかなくて
東京にいるときと同じくらいの防寒で来てしまった私。
さっそく後悔。
そうですね、山の中ですもの。
寒いに決まっています。
藤野駅におりると
作業服が似合う、日焼けした青年が
笑顔で待っていました。
はじめまして 太陽の声の人。
パーマカルチャーセンターは
とっても味のある古民家で
広いお台所からは さっそく 美味しそうな昆布だしの匂いが漂っていました。
スタッフが、Chikoさんと もう一人 キッチン担当の女の子
それと ガーデンボランティアに来ている
塾生が二人
お名前だけは 何度もお聞きしていた 代表の糸長さん。
6人で、お茶を飲んで それから早速
「薬草のスパイラルガーデン作り」
を開始。
スパイラルガーデンとは
渦巻状に高さを作った 三次元の 花壇のことを言います。
ただ、平らな土に植物を植えるのではなくて
内側に向けて上がってゆく斜面を作る事によって
日当たりや 水はけなどの
自然環境に変化を加えて
様々な性質を持った植物を
一箇所にまとめる事ができます。
これは、パーマカルチャーの代表的なガーデン作りの手法。
渦巻き型が見た目にも可愛いのです。
まずは石組みから作ってゆくので
河原に石を拾いに行きました。
「石と木って どっちがすごいんだろー?」
みたいな話をしながら
バケツリレー式に 軽トラに石を運び入れてゆきます。
動いていても、やっぱり寒い!
薄着で着たことを再び後悔。
それからは 石のパズル。
セメントなどで固めたりしませんので
石をうまく組み合わせて
らせん状の石垣のようなものを作ってゆきます。
Chiko さんは、昔から 自然とともに生きてきた人らしく
石にもとっても詳しくて
この石は割れやすいとか、この石は磨くとキラキラしてきれいとか
いろんな事を教えてくれました。
「俺って、どうして 縄文時代に生まれなかったんだろー?って思いながら
石を磨いている子供だったよー」
なんていいながら、器用に石をくみ上げてゆく、太陽の人。
そんなChikoさんの働きで、スパイラルガーデンは
寒さがぐっと増す日暮れには 完成しました。
薄着の私は、一安心。
そして、もうひとつ安心したのが
藤野パーマカルチャーセンターの人たちが、とっても元気だったこと。
先月 ニュージーランドのレインボーバレーファームの
主人 ジョー・ポラッシャーさんが 他界されたのです。
「ジョーが生きているうちに、彼に会いにいったほうがいいよ」
そう言われたのが去年の秋。
私は、間に合わなかった。
会えなかった。
ジョーの死はパーマカルチャーをする人たちにとって
大きなショックだったと思います。
きっと、私が受けたショック以上に。
でも、藤野でみんなとスパイラルガーデンを作っていると
悲しみの向こうに一筋の光が見えてきました。
ジョーがいない今、パーマカルチャーは
残された私たち、みんなが育ててゆく。
・・・ジョーの慰霊碑は こうやって、世界中で作られてゆく
スパイラルガーデンなのかも。
そして 自然の営みと共に生きる
疲れを知らない人
笑顔の美しい人たちは
ジョーの子供。
太陽の子。
出来上がった スパイラルガーデンの前で
ひとり、ジョーに追悼をささげました。
ありがとう。
これからもよろしく♪
次回は厚着してきます。

���ѥ���륬���ǥ�スパイラルガーデン!?
想像つかないなぁ(>д
ぶー君こんにちは☆
スパイラルガーデンはぐるぐるっと渦巻き状になった花壇なの。上から水をやったらお水がくるくるまわりながら降りてゆく感じ。うーん。ぐるぐるとかくるくるだけじゃわからないねー。また今度一緒に作ろうかぁ!スパイラル!