記憶の行方

6 月6

母と2人で実家の元・私の部屋を大掃除。

なんだかいろいろとアナログなものが出てきました。

昔もらったカセットテープやお手紙。

読み返したりするのは卑怯な気がするけれど

それでも読まずにはいられない・・・。

ラブレターのように見えて

「あれ?私、なんだか脅迫されてない?」

みたいな今は昔の男性からのお手紙とか

「ゆかりがこないだ言っていたこと」

について4ページにも渡って書かれているんだけど

その ”私が言ったこと”が思い出せなくて

ひたすら意味がわからない友達からの手紙だったりとか・・・。

それから、無精者の私らしく

書いたけれど出し忘れている手紙がいっぱい。

日記とかよりも よそ行きのコトバで 

ちゃんと「理解してもらおう」というコンセプトがあって書いているところが

なんだか微笑ましい。

「がんばれ!思春期娘!!」と1人応援。

ところで 記憶って どこにあるんでしょうね?

今日は かなりたくさんの記憶が押入れの中でごちゃごちゃになっていたけれど・・・

脳かなぁ?

うーん。

もしも、脳に記憶を保管しているとすると

脳科学的に言って、いろいろと解釈しづらい点が出てくるのだそうです。

例えば、記憶の出し入れの問題。

もしも、人の記憶がパソコンのデータのように圧縮されて脳に貯蔵されているとしたら

人は、その出し入れをもっと簡単にできるはずだし

「忘れる」という事もありえない。

そして、どうして、眠らなければ記憶が定着しないのか?

などの謎に明確な答えが出せなくなってしまう。

私がぜひとも 脳に記憶を蓄えている説(?)にうなづきたくない理由として

記憶が脳に蓄えられているとしたら

死を迎えて 新たな旅立ちの時

この世で起きた全てのことを

土の中に置き去りにしなければならなくなってしまうというのがあります。

死んでしまった人の記憶が消えて

記憶はただ、生きている人たちだけのものになる。

だから、生きている人は 生きている人の都合で 死者に祈る。

それってちょっぴりエゴイスティック。

・・・・うーん。納得ゆきがたし。

美しい1日の終わりに

「この 愛しさだけは眠らないで・・・」

と祈りながら目を閉じる私には

脳が止まった時点で 終わりです。というのは

我慢のならないことです。

なんだか、人生に裏切られた気分だわ・・・。

と。

ですから脳科学的見地からしても

私の個人的意見からしても

脳は明らかに記憶に関与している。

でも記憶が脳の中にあるとは限らない。

そんな感じが正しいような・・・。

それじゃあ、どこにあるのさ!?

という「?」そして「!?」に答えられる自信はないけれど

シュタイナーの言う エーテル体説は なんだかとっても腑に落ちるところがあります。

エーテル体→遺伝子情報的差異共振エネルギー

なんて難しい言い方もあるようですが

ヨガで言うところのプラーナ 東洋医学で言うところの気。

創造主が「光あれ」と言った瞬間に現れた光 のようなものかなぁ?と思います。

日本の葬儀のやり方などを見ていても

これはエーテル体に配慮してるなぁーみたいなのがあったりします。

(お通夜なんていうのもそうです)

シュタイナーは人間を

肉体 エーテル体 アストラル体 自我

の4要素で形成されるものとしており

そして記憶はエーテル体に蓄えられているという説をとなえているのです。

この考えについては、ただいまのんびりお勉強中なのですが

エーテル体について読むと

記憶を司るエーテル体は肉体と離れた途端に全てを思い出す。

との記述があったりします。

つまり、死んだときに、この世で起きたことの全てを思い出す。

という事です。

(この考えには仏教っぽさを感じますね。シュタイナーの考えのベースには仏教が見え隠れするようです)

「どうか 眠らないで どうか消えないで・・・」

と願った・・・だけれど 押入れの中で埋もれて見えなくなってしまった

全ての想いに もう一度出会えるという事です。

もしかして、私が日常の中で感動する全ては

再会の喜びなのかもしれない。

美しい音楽に感動する時の私の心は

宇宙をさまよった記憶を思い出しているのかもしれない。

花を見るとき、私は花弁の向こうに もう一つの世界を思い出しているのかもしれない。

この人とつながりたい。

そう思うとき 本当は この人ともう一度つながりたいと切望しているのかも。

押入れから出てきた

高校の時の友達の手紙を読み返していたら

電話が鳴って

その子から2年ぶりに連絡がきました。

懐かしいね。 元気だった?

また今度 会おうか。

そうだね。

また会おうね。

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