パシュパティナス
ヒンディーのお葬式が行われるお寺
パシュパティナスに行ってきました。
みんなに「ゆかりは絶対行かないほうが良いよー」と言われた場所。
次々と死体が川辺に運ばれて 燃やされる場所です。
月曜日は聖なるクリシュナの日ですから
赤いサリーを着た女の人たちでいっぱい
その「祈りの力」にまずは圧倒されました。
死体を焼く煙の中で祈りの音楽を聴いていると
「魂は死なないんだ」
と感覚的に悟ります。
美しいパシュパティナスのお寺をスケッチしていると
いつのまにか
付近で物乞いをしていた子供たちのグループ10人くらいに囲まれていました。
私は、ひとまずこの旅では施しをしない事を決めているので
気にしないでスケッチに集中していると
なにやら絵を自分を指差して 私に訴えようとしています。
「僕の絵を描いて!!」
そう言っている事を理解するのにかなりの時間を要した後
子供たちの顔をスケッチしました。
あー。なんて、良い笑顔で笑うんだろう。
出来上がった絵を見せると
わーっ!!と目を輝かせて
今度は僕の弟を描いて!!
と 顔を真っ赤にして恥ずかしがっている男の子を連れてきました。
そのむこうでは、家族の死に涙を流している人々
燃やされる遺体
暮れかかった空。
夜になると
川辺はタブラーミュージックに乗せて
歌い踊る人びとであふれかります。
手拍子が夜空を破りそうに響いている。
この大きな大きな生命を 共有している私たち。
死体を焼く煙は、すっかり 私の服や髪にしみついて・・・
だけれど、これは 生命の一部なのだ
時の一部なのだと
そう思った、星の見えない夜でした。
